詐欺とは
詐欺とは他者をあざむくことで、これによって財産上の利得を得ることは犯罪です。
民事法と刑事法では意味が異なり、刑事法では他人を欺くだけでなく、欺くことによって金品等の財産を差し出させ、その財産を不法に得ることのみを指します。
したがって、単に他人を騙して損害を与えただけで、騙した側が不法に利得を得ていない場合は、原則として刑事罰に問うことはできません。
このような場合、悪質な場合は軽犯罪法に問われる場合がありますが、たいていは民事裁判による損害賠償請求が行われることとなります。
詐欺にあっている間は騙されている認識はなく、真実だと信じ込んでいるため、他者からの忠告や戒めの言葉に耳を貸しません。
こういう人の正確を逆手に取って詐欺を行うことで、莫大な利益を上げるという悪質な人間が世の中には多く存在しています。
詐欺被害に合わない、被害を最小限に抑える、詐欺被害にあった財産を取り戻すためには、「詐欺に合っている」「騙されている」という事を認識しなければいけません。
その為には、どういった詐欺があるのか、それはどういう手口なのかといった知識を持たなければいけません。
詐欺にあったと認識したら、民法709条により「詐欺によってこうむった損害は、不法行為を理由に賠償させることができます」ので、諦めずに相手の特定や、証拠収集などの対応をしましょう。
【詐欺の種類いろいろ】
振り込め詐欺系
旧称はおれおれ詐欺(オレオレ詐欺)・架空請求詐欺・金融保証金詐欺(貸します詐欺)・還付金詐欺・振り込ませない振り込め詐欺
ネット詐欺系
ワンクリック詐欺・フィッシング詐欺・ファーミング・ネットオークション詐欺
恋愛系詐欺系
妊娠詐欺・結婚詐欺・美人局・デート詐欺・
その他詐欺
ドロップシッピング詐欺・リフォーム詐欺・資格商法・寸借詐欺・前金詐欺(前払い金詐欺)・取り込み詐欺・義捐金詐欺・募金詐欺
在宅ワーク(内職)詐欺